まるはね農園は、野菜の少量多品目に取り組んでますが、実はメインの作物はお米です。
2023年は、野菜の作業に時間を取られて、お米は省力化(←手抜きともいう(^-^;)) しております。
専業農家になる前は、40aほどの田んぼを作る兼業農家でした。
13年くらい前には、無農薬・無肥料の自然栽培に興味を持ち8年くらい続けてみました。
その後、仕事が忙しく除草作業が厳しくなったので、除草剤を使用するようになりました。
専業農家になってからは、借りた田んぼが増え、また自分の田ではないので、おかしな真似はできないとの思いから、借り受けた田では慣行栽培をアレンジし、農薬と化学肥料を減らして栽培しています。
という事で、現在は自然栽培を崩した無肥料・除草剤使用栽培と、慣行栽培を崩した化学肥料(追肥のみ)・農薬は田植時に使用する箱苗剤と除草剤使用の減農薬・減化学肥料栽培という、説明するのがややこしい栽培方法の2本立てでやっています。
慣行栽培崩しは全量出荷し現金に換え(¥¥)、自然栽培崩しは自家用と個人販売に回しています。
自分の場合、無肥料で栽培すると収穫量が慣行の半分くらいに減少します。
それでも続けるのは、ある理由があります。
これを言うと、慣行栽培を悪く言うみたいで、あまり言いたくなかったのですが、今はどちらの栽培方法もやっているので、ほんの一例ということで・・・
自然栽培を始めた頃、自然栽培で育てた作物は腐らないと、「奇跡のリンゴ」で有名なリンゴの自然栽培農家の木村秋則さんが本に書いていたので、試しに腐敗実験をしました。
平成22年(2010年)11月に、ご飯を瓶に入れて放置しています。左が自家米で右が慣行栽培米です。
慣行栽培米は、段々色が変わりはじめ、2週間もすると暗褐色に・・・あれから12年、まだ自家米は白いです。
これを見ると慣行栽培に悪いイメージを持ってしまいますが、ご飯を何日も放置する事はないし、慣行栽培でも炊き立てはおいしく食べられます。慣行栽培が体に悪いということではありません。
ただ、どうせ食べるなら日持ちする方が良いいや! というのが自然栽培を続けている理由です。
その後、数回実験しましたが、同じような結果でした。
今は除草剤を使っているので、どうなんだろうと思い今年の1月にも実験をしてみました。
左が自家米、右は買ったお弁当のご飯。
今は8月ですが、まだ食べられそうです。食べませんが・・・
という事で、除草剤を使用しても無肥料ならば変色しないという事がわかりました。
しかし、比較のためのお弁当のご飯もまだ白いです。なんでだろう?
このお米も自然栽培か?? 最近は慣行栽培でも食味重視でチッ素成分が控えめだから変色しないのか?
もっと違いがわかる結果を期待してたのですが、ちょっと残念というか、なんというかモヤモヤ・・・
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