気が付けば6月も終わりです。年を重ねるごとに時間が経つのが早かったのですが、専業農家になって曜日の感覚が無くなったせいか、逆にやる事が多すぎるからか、前に比べたら日が経つのが遅いような気がします。まだ6月だったんだ・・・、なんて感じの管理人のコーキです。
今回は有機物マルチのお話です。夏野菜の植付が終わり一段落したところで、前から興味があった有機物マルチをしました。
有機物マルチとは
それでは有機物マルチとは何でしょう? よく野菜栽培などで使われるビニールなどのフィルムマルチの代わりに、ワラ、刈草、落葉、籾殻、野菜くず等を株元に敷き詰めるやり方です。
写真は、昨年秋の刈草を積んでいたものを、ナスの畝にマルチングしています。この草はウイングモアで刈ったので、細かくなっていて扱いやすかったです。
有機物マルチのメリット・デメリット
まず一番のメリットは、マルチしながら堆肥ができる事です。ミミズや微生物が有機物を分解し土に混ぜ込み、表土から土づくりが出来ます。
また、クモなどの天敵が多く棲みつき、放線菌も増えて病害虫の防除になるそうです。
フィルムマルチと同じとはいきませんが、雑草の抑制効果もあり金銭的なコスト(購入、廃棄等)はかかりません。
デメリットは、手間がかかることです。ただ、上記のメリットを考えれば試してみたいと思いませんか?
有機物マルチ、やってみた!
という事で、有機物マルチをやってみました。
まず、ナスは昨年の秋に刈った刈草マルチ。テントウムシダマシという虫の天敵は、まだ住んで無いようで、葉っぱが穴だらけです。( ;∀;)
ピーマン、キュウリの1回目の定植分は発酵させたつもりの籾殻。2回目定植分は、普通の籾殻でマルチ。籾殻は水を撒いても、なかなか浸み込まないのが難点。
マルチの種類の違いは、刈草は1畝分しかなかったから。ピーマン、キュウリの2回目定植分を発酵籾殻にしなかったのは、普通の籾殻がとりあえず近くにあったので、生育の比較になるかなぁ…なんて感じです。
通路には、今年の春に刈った刈草と余った稲の苗を敷いてみました。
まだ、始めて日数が経ってないので何とも言えませんが、有機物マルチのメリットが発揮される事を祈って・・・でも、嫌な予感もするし・・・どうなるんでしょうね?
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